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PINKISH PUNKISH!

ライター七尾がお仕事・子育て・恋愛などについて、思いのままに綴っているだけのブログです。

【離婚か否かシリーズ】これは神のお告げなのか

家族


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まったくなんの予感もしていなかったところから、夫の転職が決まった。

 

職種は彼がずっと望んでいた事務系で、雇用形態はとりあえず派遣。いわゆる紹介予定派遣というやつで、何の問題もなければ数ヶ月後には正社員にしてもらえるというものだ。

 

これをすすめたのはわたしだった。今から正社員としてねじ込める可能性があるとすればそれだろう、と推した。登録するまでにも、応募するまでにも途方に暮れるほどの時間を費やしたが、決まるときは至極あっさりなものだった。拍子抜けだ。

 

あれほど待ち望んだ吉報だというのに、わたしの反応はといえば「えっ...あ、そうなの」といった調子だった。もちろん、本人に送ったLINEでは「おおお!やったあ!」と喜んでみせたけれど。

 

なぜわたしが手放しで喜べなかったかといえば、ここ最近立て続けに起こりすぎた「夫の信頼失墜事件」のせいだ。パブリックなこの場所に事細かに記すわけにもいかないので割愛するが、数々の事件によりわたしの中で夫の信用は地に落ちた。「もはやあなたの言うこと成すこと、すべてが信じられない」有り体に言うのであればそういう状態だった。

 

こんなタイトルでブログを書くくらいだし、わたしの手の中にはいつだって「離婚」というカードが用意されていた。けれどもそれはいつ切るともわからない、もしかしたらずっと持ち続けるのかもしれない、それくらいのものだった。

 

しかし、今回ばかりは違うと感じていた。お金のこと、子どものこと、気がかりなことはたくさんあるけれど、もう無理だ。次にわたしのターンがやってきたら、躊躇なくこのカードを切る。それくらいの決意ができていた。そんなタイミングで彼からの吉報は届いたのだ。

 

もはやお金なんかでわたしの決意を鈍らせることはできない、はずだった。それなのに「うっ」と言葉に詰まる。「それなら...?」とか思ってしまう。わたしの決意とは、そんなちっぽけなものだったのか、振り上げた拳が行き場をなくしてしまったような、そんな居たたまれなさが襲ってくる。ほんの数時間前「もうダメだ!子ども達よごめん」とひとり泣き崩れたアレはなんだったのか。誰も見ていないステージで猿芝居でもしていたのか、と自分で自分を笑うしかない状況だった。

 

「これは『別れるな』という神様のお告げだろうか?」

あまりの居たたまれなさに耐えきれず、そんな妄想をしてみた。が、言うまでもなくそんなのは戯れ言で、結局のところはわたしはまだ離婚する決心がついていない、できることならやり直したい、そう思っているだけに過ぎないのだろう。自覚はない、非常に不本意だ。このうえなく不本意だけれど、それを認めなければ上がったままの拳の収まりどころが見つからない。

 

彼への不信感は消えていない。それでもまだ信じたいとどこかで願っているのだと思う。それは子どものためなのか自分のためなのかわからないけれど、とりあえずは様子見だ。まずは夫の転職を祝おうと思う。めずらしくやる気を見せている、その勢いに水をさしたくはない。

 

夫はいつも「ここぞ」というときにはうまく渡り歩いてこれたタイプで、万年ツイてない症のわたしとは違う人種だ。ひそかに息子の小学校入学前にはジャッジしようと思っていたが、こんな土壇場でサクッと決めてくるあたりが本当にムカつく。

 

でも、ホッとしたというのもまた本当のところ。なんだかんだ言って父親を慕う子ども達を見ていると、やっぱりパパを取り上げたくはないと思うしね。親の離婚によってひと悶着もふた悶着もあった子の立場としては、わが子にあんな思いをさせたくはないと思うのは当然なのかもしれない。

 

正直いって、この先もまだどうなるかわからないが。とりあえずは目の前のことを一生懸命、やるしかないのだ。

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